中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする
中原丈雄です。
球磨川「ハイ!今月もまたお会いしましたネ!球磨川長治デス!
世間はねえ、ゴールデンウィークやねえ」
※ちなみにゴールデンウィークは1951年(昭和26)年に生まれた言葉。
映画会社=大映の専務が盆や正月以上にこの大型連休、映画で稼ごう!
と思って生み出された[映画用語]です。
中原「実はGWとは全く関係ない、真冬の北海道が舞台の映画のお話を
していただこうと思ってましてね。高倉健さん主演の『駅STATION』なんですけどネ」
球磨川「[駅STATION]!1981年(昭和56年)の作品やねえ」
※この年は「ブリキの太鼓」やフェリーニの「女の都」といったヨーロッパ映画の
名作が多くアメリカ映画不振の年でした。日本映画では黒澤明監督の「影武者」や
鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」が話題に!
球磨川「ボクはねえ、洋画劇場で洋画の紹介しかしとらんし、
今日は、あんたが[駅STATION]話してみなさい。」
中原「ええ、そうですか。この映画で、八代亜紀さんの[舟歌]が流れるシーンが大好きで、、
八代亜紀さんが去年の年末に亡くなったので、そのお話もしたいんですよねえ」
球磨川「まあ、そうやったんやね。八代亜紀さんは素晴らしい!
八代亜紀さんのお話しなさい!映画[駅STATION]の話もねえ、したらええヨ」
中原「では、映画[駅STATION]でも流れていた、八代亜紀さんの[舟歌]お聞き下さい」
[今週の一曲]『舟歌』八代亜紀
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、お届けしておりますのは、1979年(昭和54年)
八代亜紀さんで[舟歌]。」
球磨川「八代亜紀さんの歌は染みる、染みるねえ。」
[八代亜紀さんとの共演]
中原「実はねえ、ボクは八代亜紀さんとドラマで共演した事がありまして…
80年代に読売テレビの2時間ドラマに何本か八代さん主演してるんですよ。
[袋小路の女] という2時間ドラマで、八代亜紀さんと共演したんですけど、
幸薄いヒロイン役でねえ。
『へえ!歌だけじゃなくてセリフも喋るのかあ』と思いましたね。
なかなか良かったですよ。美しかったなあ」
[八代亜紀さんの歌流れる映画『駅STATION』]
球磨川「ふむふむ。八代さんとご縁あったんやねえ。ところでところで[舟歌]が流れる映画
「駅STATION」あんたはどんなトコが気にいった?」
中原「刑事をやめようと思って北海道に帰省した高倉健さんが、立ち寄った居酒屋で、
そこの女将の倍賞千恵子さんと仲良くなるんですねえ。
寂しい二人が肩寄せ合って見る1979年の紅白で流れるのが、この八代亜紀さんの[舟歌]。
寂しい二人が結ばれて、その夜、仲良くなっちゃうんですねえ。
そして次の日の朝ねえ、倍賞さんが『わたし声、出さなかった?』と聞くと
健さんが『いや大丈夫』と言いながら、ボソッと『樺太まで聞こえると思ったぜ』と
言うんですよ(笑) 健さんのコレは代表作になるんじゃないかなあ」
[映画[駅STATION]のスピリットとは?]
球磨川「ハイ!では映画[駅STATION]のスピリットとは?何やの?」
中原「映画[駅STATION]を見ると、[舟歌]が日本人の心に染みた、あの時代が蘇ります。
今夜は[白岳]をぬるめの燗で、肴は炙ったイカでいい〜🎵
ハイ!ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
球磨川「ハイ!ではまた来月お会いしましょうね、サイナラサイナラサイナラ」
【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara.rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」
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