私は落語の「ら」の字も知識はありませんが、先日、立川談志さんの訃報を聞き、立川談志さんの落語を聴いたり見たりしています。
一度、大阪のNGKでしたっけ?そこで漫才を見たことがありますが、若手の漫才師から始まって、最後は、確か、オール阪神・巨人の漫才でしたが、「話芸」というものが存在するんだなぁ~と肌で実感したのはその時だったような気がします。それから、若手と、ベテランの力量の差。こんなにも違うものか。。と感動したのを覚えています。
話は少しそれましたが、立川談志さんは、晩年、「老い」というものに対する葛藤、諦めを隠すことなく最後まで私たちに見せてくれたような気がします。多くの年長者は、「いや、まだまだ若いよ!」とか「若い者には負けられないね」などと「老い」に対して弱音を吐かず「挑戦」をしているように見えるのですが、立川談志さんは、「挑戦」をしながらも、「老い」というものの「辛さ」「もどかしさ」を隠すことなくさらけ出していらっしゃいました。今から4年ほど前のことでしょうか文化放送の午後のワイド番組「大竹まことのゴールデンラジオ」にゲスト出演された際、「歳をとればとったで、芸には味が出てくるものなのでしょう?師匠」と聴く大竹まことさんに対し「いや、それは難しい・・・」と正直にお答えになり、それを聴いた大竹まことさんが、同じ芸人として鼻水をすすり泣いている・・という放送を聴いた覚えがあります。
人間誰しもそうかもしれませんが、芸を通して、または、仕事を通して、家事を通して、子育てを通して、様々なものを通して、自分の生き様を見せてくれるのでしょうね。
そう言えば、RKKラジオのタイムテーブルには「落語」をしっかり聴いていただける番組がなくなっていることに気がつきました。
落語、漫才はもちろんそうですが、「ラジオ番組」もやはり「話芸」勝負。
もっともっと「話芸」を磨いてみなさんに笑っていただける番組を作れるようにがんばります!!
・・・・って、私は裏方ですが(笑)。