2022/1/23【セリフのスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする中原丈雄です。
さぁ〜今週はブワーっといきましょうかあ!!
大寒も過ぎ(1/20)寒さ厳しい寒の内(かんのうち)の昨今、
寒さもふきとぶ、クレイジー・キャッツの歌をお届けしましょうかね?
この番組では「スーダラ節」に「ウンジャラゲ」ご紹介しましたけれども
今日お届けするのは、「ウンジャラゲ」のA面の曲「あんた」!
優しく「あなた…」ではなく、激しく「あんた!!」って、
それはもう何度も何度も歌われておりますヨ。
今回、聞いていただきたいのは、植木さんが色々なトーンで「あんた」というセリフを言っている
後半なのでございます。ではでは!「あんた」の後半部分をお聞き下さい
今日のお題は[セリフのスピリット]。」
[今週の一曲]『あんた』ハナ肇とクレイジーキャッツ (後半部分)
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしている曲は、昭和44年(1969年)
ハナ肇とクレイジーキャッツで「あんた」。
植木さんの[あんた]のバリエーション、いかがでしたか?」
[一言のセリフの難しさ]
中原「さてさて、今日のお題は[セリフのスピリット]。
俳優の仕事をやっておりますとねえ、時代劇なんかで長いセリフを覚えて喋らないといけない
まあコレは当たり前のボクらの仕事ですからね、難しいんですけれども。
短いセリフってのがネ、コレ意外と難しいんですよ!
だから植木さんの[あんた]って、コレもねえレコーディングでかなり苦労されたんじゃないかなあ。
コレ(セリフの言い方)もニュアンスで随分、変わりますからねえ、意味もね。
『あんた!!』って言うのと『あんたぁ』って言うのと『あんた…』って言うのと全然違うでしょ
ねえ〜、本当にニュアンスと言うのは、短いセリフで余計、分かりますよね。」
[読む難しさ、楽しさ]
中原「去年のねえ、秋からこの1月まで、某NHKで[朗読]の番組をやっておりまして、
今回は山本周五郎さんの[寝ぼけ署長]という、人情味ある警察署長が主人公の
短編人情小説集なんですけれどもね。このNHKの収録がかなり厳しいんですねえ。
句読点がそうだし、まず速度!アクセント!まあ何度も何度も録り直して、
10月から録り始めて、12月まで3ヶ月かけて録りましたけどね。
7話分とって、全部で600分ですよ!
この[くまもとスピリット]の3年分くらい喋ったんじゃないかしら?
(NHKに)行くと必ず録り直しがあるんですよ。直しをしたあとに(新しい部分を)録るんですけども
その次にまた直しから始まるんですねえ。」
[セリフのスピリットとは?]
中原「[セリフのスビリット]とは…いやあ[セリフ]は[難しい]!だから[面白い]!
今夜は[金しろ]お湯割りを軽くやりながら、次の映画の[セリフ]を覚えましょうかね
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」

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中原「お便りは、nakahara@rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」


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