中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする中原丈雄です。
今日は[RKKの日]の公開収録でお届けします」
※熊本市内中心部、花畑広場で開催された[RKKの日]特設ステージでの収録で
お客様からの拍手が!
球磨川「ハイ!またお会いしましたネ!球磨川長治デス!
何ちゅうても、先月ジャン・ギャバンのお話したんやけど、全然全然喋り足りんかった。
ジャン・ギャバンと言えばねえ、[ヘッドライト]の話をせんといかん!」
中原「『ヘッドライト』!そうですねえ。ジャン・ギャバンと言えば[ヘッドライト]ですね。
ボクも大好きな映画ですねえ」
球磨川「この映画のネ、ジャン・ギャバン、人生に疲れたトラックの運ちゃんやっとるんよね。
奥さん子供おってねえ、まあ家だとガミガミ言われてるんよ。まあ、身につまされるねえ。
それでねえ、レストランのウェイトレスの娘ちゃんと、ただならぬ関係になってしまって、、
一生懸命、その娘と逢びきするんやねえ。まあ老いらくの恋やねえ〜。」
中原「そんな中、ジャン・ギャバン、上司と揉めてクビになっちゃうんですよねえ。
ウエイトレスの娘さんは、自分が妊娠してる事に気づくけれども、、
その事をジャン・ギャバンには言えない」
球磨川「この映画の(フランスでの)原題は、『とるに足りない人々』言う、身も蓋もないタイトル
なんやけど、そんな[小市民の生き様]が何とも心に染みてくるんよねえ」
中原「では!映画[ヘッドライト]の[テーマ]をお聞きください」
球磨川「ハイ!ではねえ、また後でお会いしましょうね」
[今週の一曲]映画『ヘッドライト』よりテーマ』
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、昭和31年(1956年)公開の映画『ヘッドライト』から、
ジョセフ・コズマ作曲のテーマをお届けしております」
球磨川「このむせび泣くようなメロディがねえ何とも言えんねえ。まあ『ヘッドライト』見事!
ジャン・ギャバン見事!ジャンが惚れるウェイトレス役のフランソワーズ・アルヌールちゃんがねえ
時にフッと陰のある、何ともしれん表情を見せてくれて、これがまた見事やねえ!」
中原「ジャン・ギャバンはこの前の年、アルヌールと[フレンチカンカン]で共演してますよね。
あちらはもう!華やかな世界の楽しい映画でしたが、うって変わって[ヘッドライト]は
胸が締め付けられるような、悲しい悲しい映画でした」
[ジャン・ギャバンの魅力は?]
球磨川「ジャン・ギャバンは、まあ、色んな役をやっとって、この[ヘッドライト]だといかにも
人生に疲れた労働者にしか見えんけどねえ、[地下室のメロディ]やら[現金に手を出すな]やとねえ
裏社会に生きるギャングに見える。まあ、その佇まいが何ともしれん!」
中原「そうなんですよねえ。古今東西、現代過去に渡っての大スタアですねえ。大好きです。」
球磨川「高倉の健ちゃんもジャン・ギャバンが好きでねえ、その[食べる芝居]が特に良い!言うて
自分の映画で参考にしちゃったらしいネ。仲代の達ちゃんなんて[ヘッドライト]好きで好きでねえ
日本でリメイク映画つくっちゃったらしいヨ!」
[ジャン・ギャバンのスピリットとは?]
中原「では球磨川さん、[ジャン・ギャバンのスピリット]とは?」
球磨川「ハイ![ジャン・ギャバン]いう俳優はねえ、自分の[人生]を銀幕の上でしっかりと
見せてくれた唯一無二の存在。まだまだ語り尽くせません!」
中原「今宵、[銀しろ]をロックで、じっくりと、DVDで[ヘッドライト]見直しましょうか。
また来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
球磨川「また来月お会いしましょうね、サイナラサイナラサイナラ」
※会場のお客様から温かい拍手が!
【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara.rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」
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