2022/7/3【鈴懸の径のスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]を
お届けする中原丈雄です。
2年前、令和2年の今日ですね、7/3の夜から、ボクのふるさと人吉球磨が水害に
遭いました。[令和2年7月豪雨]です。知人友人も被害に遭いました。
そういう大変な時にちょっと心を癒やしてくれるのは、音楽ではないでしょうかね?
今日は、こちらの曲をお届けしましょうかね?
鈴木章治とリズムエースの演奏で、[鈴懸の径(みち)]。
今日のお題は[鈴懸の径のスピリット]。」
[今週の一曲]『鈴懸の径』鈴木章治とリズムエース
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしておりますのは、
1957年(昭和32年)、鈴木章治とリズムエースで「鈴懸の径」。
ジャズのリズムが何とも心地よいですねえ。メロディ大好きです。
もう日本の曲じゃないですね、素晴らしい!世界に通用する名曲だと思います。」
[鈴懸の径は、立教大学の道]
中原「この『鈴懸の径』ってね、もともと第二次大戦中の大変な時代に作られた[歌]でして、
実は歌詞があるんですねえ。
『友と語らん 鈴懸の径、通いなれたる学舎の街♫』大学の歌なんですね。
歌ってた灰田勝彦さんの母校、立教大学の[鈴懸の径]の事です。
スズカケってのはプラタナスよね。広葉樹。
当時はねえ、軍の検閲で、それこそ軍歌みたいな戦意高揚の歌しか流せない時代に
この『鈴懸の径』も出来て、
でも別の歌詞があったのを、[学園歌]に変えて検閲を通ったそうです。
それを10年後、戦後に鈴木章治さんがジャズにアレンジしたバージョンが、
今お届けしているこの『鈴懸の径』なんですねえ。」
[鈴木章治さんの思い出]
中原「ボクはねえ、鈴木章治さんのライブを一度見た事がありまして、20代の頃。
六本木の[バードランド]ってトコで、今でもありますけれどねえ。
当時、(自分が)舞台でやっていた曲がジャズの曲で、
ジョージ・ルイスっていう黒人のクラリネットの奏者(の曲)なんですけども、
その(ジョージ・ルイスの)曲を、
一緒に行った演出家が『おい中原、この曲をリクエストしてこいよ』と言われて…
見事に却下されましたけども(笑)そういう思い出がありますねえ。」
[鈴懸の径のスピリットとは?]
中原「戦時中に生まれたメロディが、戦後にアレンジされ時を超えて流れ続ける
そういった[音楽の素晴らしさ]、がこの[鈴懸の径のスビリット]ではないでしょうか?
今夜は、60年を超え飲み続けられた[白岳]をロックでじっくりといきましょうかね!
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara.rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」


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