2012年01月20日(金) 第470回  我ら音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしました音源はこちらです。

「哀しみのソレアード/ダニエル・センタクルツ・アンサンブル」

イタリアのシンガー・ソングライター、チロ・ダミッコが1974年に
結成したグループ「ダニエル・センタクルツ・アンサンブル」が
デビュー直後に発表したのが、この「哀しみのソレアード」。
もともとはダミッコが1972年にリリースしたソロアルバムに
収録されていたボーカル曲「Le
Rose
Blu(青いバラ)」でしたが、
その曲を再構成した上で演奏+スキャットにアレンジし直した
ものが「哀しみのソレアード」ということになります。
その美しいメロディーと感動的なアレンジが人々に感動を与え、
結果たちまちヨーロッパを席巻する大ヒットを記録したのみならず、
その人気はアメリカや日本など世界中に及んだのでした。
心地よい曲調も手伝ってか、イージーリスニングのアーティストに
よって様々なカバーバージョンも作られ、特にポール・モーリアや
フランク・プゥルセルによる演奏は日本でよく聴かれました。
更にはこのメロディーに歌詞が付けられボーカル曲として使用
された例も多く、ジョニー・マティスがクリスマスソングとして
歌った「When
A Child Is
Born」は特に有名なバージョンです。
また日本においては、テレビのバラエティ番組のエンディングで
出演者によって毎週この曲の冒頭部分が歌われていましたので、
それで記憶に残っていらっしゃる方も多いことでしょう。



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