2022/9/25【ブーベの恋人のスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]を
お届けする中原丈雄です。」
球磨川「ハイ!またお会いしましたネ!球磨川長治デス!
月の最後はねえ、ボクの大好きな大好きな映画をご紹介しましょうね、ハイ。
1964年(昭和39年)公開のネ、イタリアとフランスの合作の『ブーベの恋人』ちゅう映画。
「ウェストサイド物語」で大人気だったジョージ・チャキリスちゃんと
フェリーニ「8 1/2」にビスコンティ「山猫」にとキャリア極めてた
クラウディア・カルディナーレちゃんの、超一流スタア同士のメロドラマ。」
中原「チャキリスもカルディナーレも二人とも日本でも大人気でしたねえ。
カルディナーレが監獄に入れられたチャキリスのもとに何年も何年も通うという
昭和の日本人好みのメロドラマでしたからねえ〜」
球磨川「戦争のネ影があるあたりもネ、日本人に響いたんよねえ。」
中原「では![ブーベの恋人]おかけしましょうかね!
今日のお題は[映画『ブーベの恋人』のスピリット]。」
[今週の一曲]『ブーベの恋人』カルロ・ルスティケッリ
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしている曲は、1963年(昭和38年)
映画『ブーベの恋人』からメインテーマをお聞きいただいております。」
球磨川「何とも物悲しく、切ないネ」
[ブーベの恋人とは?]
中原「[ブーベの恋人]の[ブーベ]と言うのが、チャキリスの事ですよね」
球磨川「そう!チャキリスの[ブーベ]は活動家=バルチザンでねえ、若
若いカルディナーレは惚れてしまうんよね。だからカルディナーレが[ブーベの恋人]。
この潜伏生活で二人の絆が深まるんやけどねえ。ブーベが捕まってねえ、獄中に入るんよねえ。
14年!年取ってからの14年はあっという間やけど、若い二人の14年はねえ、長い長い。
カルディナーレちゃんは別の青年と親しくなるんやけど、
[ブーベを支えられるんは私しかいないわ!]って、
それから2週間に1度の面会を何年も何年も続ける、そういう話。
普通の女性の目線で描かれる、いわば[戦争]が無ければ起きなかった悲劇やねえ。」
[映画『ブーベの恋人』のスピリットとは?]
中原「では球磨川さん、[映画『ブーベの恋人』のスピリット]とは?」
球磨川「[愛し続けるチカラ][待つチカラ]の美しさ、そして切なさ、かしらね。
ご覧になってない方、[ブーベの恋人]見てご覧なさい。
現実の世界につながる、同じ事が起きてるヨ。」
中原「ではでは、[待つ]映画ということで、今宵は[待宵]で一杯!
また来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
球磨川「ハイ!そいじゃね。また来月お会いしましょうね、サイナラサイナラサイナラ」
【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara.rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」


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